教育内容

教育理念

 本校は、豊かな人間性と高い倫理観、実践力を備えた看護師を養成する。

教育目的

 知識と実践を通して学び続ける力、看護師としての人間関係を形成する力を養い地域医療の発展に貢献できる専門職業人の養成を目的とする。

教育目標

  1. 人間を身体的・精神的・社会的に統合された存在として総合的に理解する力を養う。
  2. 人間としての尊厳及びその人らしさを尊重して行動する力を養う。
  3. 倫理観と科学的根拠に基づいた看護を実践する力を養う。
  4. 生活状況や健康状況に応じた看護を実践する力を養う。
  5. すべての人が住み慣れた地域で生活することを目指し、保健・医療・福祉の連携により多職種と協働する力を養う。
  6. 看護師としての自覚と責任を持ち、社会の変化に応じた看護を探求するために主体的に学び続ける力を養う。

3つのポリシー(方針)

 国における大学教育改革の一環として、学校教育法施行規則の改正(平成29年4月施行)により、全国全ての大学は、

1 アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

2 カリキュラム・ポリシー  (教育課程編成・実施の方針)

3 ディプロマ・ポリシー   (卒業認定の方針)

 以上の三つのポリシー(方針)を一貫性あるものとして策定し、公表することとされました。

 このことに関連して学校法人未来高岡 富山県高岡看護専門学校においても、令和4年4月施行の第5次カリキュラム改正に併せ、本校の教育理念に掲げる「豊かな人間性」、「高い倫理観」、「実践力を備えた」看護師の養成を目指し、次のとおり3つのポリシー(方針)を策定し、公表することとしました。

 

1 アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

 教育理念及び教育目的に基づき、求める学生像として次のような受入れ方針を定めています。

 (1)看護に深い関心を持つ人

 (2) 自ら学ぶ意欲のある人

 (3)真面目に努力を続けられる人

 (4) 社会的道徳心のある人

 

2 カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針)

 これまでのカリキュラムの検証と評価に加え、ディプロマ・ポリシーの達成と今後の社会ニーズに応えるため、次のような方針で教育課程を編成しました。 

 (1) 看護師に求められる豊かな人間性と高い倫理観について、基礎分野・専門基礎分野・各専門領域の講義・実習とともに、教科外活動などの3年間の学習を通じて育成します。

 (2) シミュレーション教育やグループワークを1年次から積極的に取入れ、2年次には多職種との協同学習を通じて、人間関係の構築や多職種との連携に必要とされるコミュニケーション能力を育成します。

 (3)看護を実践するために必要な知識、形態機能学や疾病・治療については、アクティブラーニングにより知識の定着を図ります。基本的な看護技術はタスクトレーニングにより繰り返し学び、疾患に伴う特徴的な看護については模擬患者を用いたシミュレーション教育によって体験を通して学ぶことから看護に必要な基礎的能力を育成します。

 (4)現象に気づく力・解釈する力を3年間通して段階的に学び、臨床判断に必要な力をその場の状況に合わせた観察や援助を体験するシミュレーション教育により身につけます。

 (5) 1年次から地域で暮らす人と交流し、地域特性や地域における看護の役割、社会資源について学び、地域看護への興味・関心を高め、必要な看護について考える力を育成します。

 (6)実習や3年間のアクティブラーニングにより、学生自らが自己の目標に向かって主体的に学び、未来の看護を創造する力を育成します。

 

3 ディプロマ・ポリシー(卒業認定の方針)

 次の能力を身につけ、かつ所定の単位を修得した学生に卒業を認定し、専門士の称号を授与します。

 (1)豊かな人間性

 (2)高い倫理観

 (3)関係性を築く力

 (4)看護を実践する力

 (5)多職種と連携する力

 (6)看護を探求する力

学習分野

令和4年度から第5次カリキュラム改正により学習分野が変わりました。

基礎分野

人間と生活・社会の理解など

論理学/心理学/人間関係論/コミュニケーションの基礎/芸術など

専門基礎分野

疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度など

形態機能学/看護形態機能学/臨床病態と治療/医療概論/社会福祉/健康サポート科学など

専門分野

基礎看護学/地域・在宅看護論/成人看護学/老年看護学/小児看護学/母性看護学/精神看護学/領域横断科目/看護の統合と実践など

 

卒業後の資格

 卒業後には、文部科学大臣告示による専門士の称号が与えられ、看護師国家試験受験資格保健師・助産師・養護教論養成機関及び大学編入学試験の受験資格が得られます。

卒業後の進路

※令和5年度本校の実績

就職

高岡医療圏:高岡市、氷見市、射水市

  • 高岡市民病院
  • 富山県厚生連高岡病院
  • 富山県済生会高岡病院
  • 光ヶ丘病院
  • 金沢医科大学氷見市民病院
  • 射水市民病院
  • 真生会富山病院
  • 高岡整志会病院

新川・富山医療圏:魚津市、黒部市、入善町、朝日町、富山市、滑川市、舟橋村、上市町、立山町

  • 富山大学附属病院
  • 富山県済生会富山病院
  • 富山赤十字病院
  • 富山県立中央病院
  • 富山リハビリテーション病院
  • 富山市立富山市民病院
  • 国立病院機構富山病院
  • 黒部市民病院
  • かみいち総合病院

砺波医療圏:砺波市、小矢部市、南砺市

  • 市立砺波総合病院
  • 南砺市民病院
  • 公立南砺中央病院

富山県外

  • 金沢市民病院(石川県)
  • 金沢大学付属病院(石川県)
  • 恵寿総合病院(石川県)
  • その他
進学
  • 富山大学(編入学)
  • 新潟大学(養護教諭特別別科)
  • 名古屋医専(保健学科)
  • 藍野大学短期大学部専攻科
  • あびこ助産師専門学校

 


入学式 本校への入学を自覚し新しい学習活動がスタートします。
戴帽式 看護師を目指す学生が職業に対する意識を高めるとともにその責任の重さを自覚する式典です。
卒業式 本校の教育課程を学び終え、社会人・専門職業人として感激の旅立ちです。